求人でよく見かける「アットホームな職場です!」って、いいなぁと思ってしまいますよね。
人間関係で悩まない職場に行きたい。そう思う方は多いです。
私も色んな種類の人間関係トラブルを経験してきましたが、1度だけ辞めたいほど精神的に追い詰められたことがありました。そういう時に仲のよさそうな楽しそうな職員たちの写真と一緒に「アットホームな職場です!」と紹介されている求人を見るとどうしても魅力的に見えてしまいます。
でもその「アットホームな職場です」というアピールには注意点があります。
その表現にはどんな罠があるのか、写真に写る仲の良さそうな職員たちの姿は本当の姿なのか、見極めて応募しないと後悔することも・・・。
今回はそんな謳い文句に隠された注意点を解説します。本当に良い職場の場合もありますので参考程度で読んで頂けたらと思います。
求人内で人間関係の良さを謳う理由
福祉業界もかなり多いですが、福祉業界に限らず人と協力しながらこなしていく仕事にはかならず人間関係のトラブルが起こります!
福祉業界でも経験や長い勤続年数を持つ人が経験の浅い職員をいびったり、いいように使ったりって絶えないですよね・・・。
そしてそんなお局職員たちを成敗することはとても困難なのが現状です。
人間関係のトラブルから退職・転職を決意する人が多いこの世の中だからこそ、人間関係の悪い職場であっては人材確保なんかできっこありませんよね。だから求人内に人間関係の良さを謳う紹介文を載せているものが多いです。
アットホームな職場です、以外にも似たような表現で書かれていることがあります。
・アットホームな職場です。
・働きやすい職場です。
・風通しの良い職場です。 などなど
これらの求人がどうして要注意なのか、これから解説していきます。
アットホームな職場=いい職場 ではない。
「アットホーム」ってどういうイメージを持っていますか?
職員想いの良い職場、皆仲が良い、人間関係で悩まなそう、交流が多い、楽しそう、などなど。
そもそもアットホームという意味は「家にいるようにくつろげる」という意味で、求人にアットホームというキーワードがあるとさっき挙げたような良いイメージいろいろ持つと思うんですけど、アットホームな職場という表現には注意したほうが良いです。
何故かというと、「アットホーム」って人によって違うんですよ。家のようにくつろげる環境ってみんな同じじゃないですよね。なのでその求人元と自分の「アットホーム」が違う可能性があり、もし違う場合は入職後に後悔してしまうかもしれません。
「アットホームな職場」に潜む可能性
イメージとして一体感があるとか交流が盛んというのは強ち間違いではなくて、それらが間違った方向に行くとこれから挙げるような可能性があります。
例えるなら「体育会系」のようなイメージでしょうか。
●残業の強要
みんなで頑張ろう!って社風だとすると、定時退勤や早く帰ることが見捨てるとか裏切りみたいな感じに見られたりします。
自分の仕事を終わらせたら帰りたいとか、定時で帰りたいって人には辛い環境かもしれませんね。
福祉業界でもたまにありますね。私も1度だけ年1回の監査準備のときに12連勤の酷務で体調崩して病院行こうと帰ろうとしたら「監査前でみんな頑張ってるんだよ?」と説教されたことがあります。
●退勤後や休日の行事・交流の強要
退勤後や休日の飲み会、スポーツなどのイベントに強引に誘われたことありませんか? 断ると冷ややかな目で見られたりと行っても行かなくても面倒くさいです。
フットサルとかBBQとか、よく聞きますね。
●プライベートへの過干渉
一体感とか仲間感が強いせいか、プライベートのことを聞かれることがあります。多少聞かれるくらいであればほとんどの人は大丈夫かと思いますが、過度に聞かれたり、答えないと嫌な顔をされてしまったりすると、プライベートをあまりオープンにしたがらない人にはきついかもしれません。
付き合ってる人のこととか家族のこととか、過干渉を超えてイベントに誘ってくることも。
●人事評価の格差が発生
飲み会や行事、残業などへの強要を断り続けていくことで周りからは協調性がないというような評価をされてしまい、仕事の評価にも影響がでるかもしれません。本当はそういう評価自体、間違っているのですが、今は労基に持ち込むと指導がすぐ入るので、そういう評価をするところは聞かなくなったような気がします。
サービス残業、不当な評価は一発アウトです。
人間関係の良い職場を選ぼうとしないほうが良い
そもそも仕事を探すときは人間関係の良い職場を探そうとしないほうが良いです。
理由は毎年人事で職員が入れ替わるからです。
例え入職したときに良い職員ばかりで良い職場のように思ったとしても、次の年の人事で変な職員が入ってくるかもしれませんよね。それで毎年人間関係で悩んで仕事が嫌になってもきりがないので、変な人との上手な距離の取り方とか関わり方を習得するほうが長期的に見て圧倒的に楽です。
変な職員、癖の強い職員、ハラスメントしてくる職員など、そういった種類の職員との関わりって仕事の中で辛いことの上位に入ると思うのですが、関わり方のポイントは別記事にまとめましたのでそちらもぜひ読んでみてください。
最後に
アットホームな職場ですと謳う求人には要注意と綴ってきましたが、入職した人にとって謳い文句通りアットホームな場合もあると思いますので、絶対的に悪いというわけではないですし、実情と合っているかどうか本当のところ入職してみないとわからない部分が大きいのが問題なのかなと思います。
自分にとってのアットホームと合致するのか、気になっている職場の環境が自分の思うような環境なのか、確認方法が全くないわけではありませんが、下記の方法で知ることができることもありますので参考程度ですが、可能性のある方法を3つ挙げます。
●エージェントを利用して施設の内情を知る
エージェントを利用することで紹介歴のある施設であれば内情など直接聞けないことを知ることができる可能性があります。
●口コミサイト
在職している職員や退職した職員、利用者家族などが書き込んでいる場合があります。悪い内容が多いですが、わざと悪く書いたり、盛って書いている場合もありますので参考程度に捉えておくといいと思います。
●SNSでその施設の名前で検索してみる
職員が愚痴をこぼしていたりもするので見てみると何か見つかるかもしれません。
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