介護士Yの戯言

介護施設にいる問題のある職員への対応方法

どの仕事においても職場の人間関係は仕事のモチベーションは勿論、自分の精神面に大きな影響を及ぼしますよね。それがよい影響だったら良いのですが、悪い影響も多く、転職する理由の1つとなっていることも多いです。今回はどの施設にも必ずいる変な職員について、ストレスをゼロにすることは難しくても軽くする方法や悪影響が強すぎる場合の対応方法を解説していきます。

どの施設にも必ず変な職員はいる

これまでいくつかの施設に勤めた経験と福祉従事者の友人達の話を振り返ると、『どの施設にも必ず変な職員はいる』というのはほぼ間違いないです。現在の職場の人間関係が良かったとしても年度途中や年度初めには人事が変わりますし、職場の人間関係が変化するタイミングは年に何回かあります。そのようなタイミングで問題のある変な職員と一緒に働くことになってしまう方も多いと思います。変な職員にも様々な種類の方がいますが、イメージとしてはいわゆる「お局職員」と呼ばれる方をイメージされるのではないでしょうか。

施設には様々な考えをもった職員がチームで働いていますが、その中で派閥ができることもあります。

●お局やベテラン中心の古参軍
新しいやり方や考えを受け入れにくい傾向があり、業務改善の壁になることがあります。

●若手や中堅職員の多い改革派
環境に合わせた新しいやり方を考えて取り入れていこうとする人たちです。

●どちらにも属さない流浪人や自由人
今あるルールの中で淡々と業務をこなしていくような人たちです。トラブルが嫌で自分のペースを貫いていたり、環境が合わなければ見切りをつけて転職をしたり、契約職員であれば契約を更新しなかったりします。

結構この構成ってありがちだと思うんです。

これまでに出会った変な職員、問題のある職員3選

①資格を多く持っている自信過剰の仕切り屋
国家資格など難易度の高い資格も含め多くの資格を所持している方で、もちろん頭もよく、資格を沢山持っていることは素晴らしいことだと思いますが、それが自信過剰の方向に向かってしまい、現場をいつも自主的に仕切っていました。そこで羽目が外れてしまったのか、新人の女性社員にセクハラ質問を繰り返し、冗談という言い訳は受け入れられずに異動させられました。

②仲良い人以外は仕事の話であってもガン無視の看護師
挨拶を始め仕事の引継ぎも聞こえていないはずがないのに無視。日勤なら良いのですが、夜勤で被った時には一晩中無視なので精神的にこたえますね。

③利用者も職員も威圧的な言動で言うことを聞かせようとする人
虐待ハラスメントすれすれ?もはやアウト、でも職場は引き締まる、ような気がする。

どう対応していけばいいのか

どんな相手であってもどんなことをされているにしても対応方法は至ってシンプルです。自分自身と自分がいる環境を守る為に対応方法は大きく2つあります。

相手にしない、最低限の接触に留めること

自分と合わない人を相手にするということはとてもエネルギーを消耗します。仕事なので関わらないというわけにはいきませんので、エネルギーの消耗を最低限に抑え、心穏やかに働くためには、仕事での関わりも必要最低限に留めることが最善です。

仕事でいえば、挨拶と必要最低限の報連相のみにする、というのがベストかなと。

細かく記録していき、上司や人事担当へ相談する

もし自分や周囲が何かしら被害を受けていたり、問題行動を見かけた場合はその状況を細かく記録して、ある程度まとめて上司などへ報告して対応してもらいましょう。

変な職員というのはタイプにもよりますが、ちょっとやそっとじゃどうにもできなかったり、予想外の動きをすることもあるので、直接注意したりすると余計にトラブルが大きくなってしまう可能性があります。自分で何とかしようとはせず上司に頼ることをおすすめします。

転職して自分から環境を変える際の注意点

関係が良好でない相手を注意したり何かしらアプローチして相手を変えようとすることはとてもエネルギーを使用しますし、ほとんど不可能なのでやめておいたほうがいいです。相手を変えようとするエネルギーがあるなら別のことにエネルギーを使ったほうが関係が悪化することもなく、自分にとっても相手にとっても強いては周囲の人にとっても良いことだと思います。

人間関係が悪かったり、自分や周囲に悪い影響を与える人がいると働きづらいですし、変なところでエネルギーを消耗してしまいますよね。どうしても相手との関係が苦痛で一緒に働けないと感じた場合はまずは証拠を集めて上司に相談しましょう。

それでも改善されないのであれば転職をするというのも1つの手だと思います。やめたい気持ちが出てきてしまうのは仕方がないのことです、でも書いてきたように、どの職場にも変な職員は必ずいます。
新しい環境でも変な職員がいる可能性、これから現れる可能性は勿論ありますので、いい人間関係の職場を探すのではなく、自分が上手く割り切れたり流せるよう意識を変えるかいい運営や環境改善に協力的な職場を探すことが、長く勤めあげるための近道なのだと思います。