健康

ピリピリした人間関係にさよならして心穏やかに働くための方法

ピリピリしている人が他人であれ自分であれ、1人でもいるとその環境の空気は重たく張り詰めたものになってしまいますよね。今や男女ともに多くの方が1日の大半を職場で過ごしていて、誰もがなるべく雰囲気よく働きたいと願っています。

ピリピリイライラしたり、人間関係に疲れてしまう根本には「他者への期待」が原因の1つであり、過度な期待が周囲・相手・自身を傷つけてしまうこともあります。心穏やかに働くための方法の1つは他者への期待をやめること。このたった1つができるだけで人間関係が楽になることが多いです。この記事では期待しないことのメリット、デメリットをはじめ、どうしたら期待しないようになれるのか、書き綴ります。

誰かに期待するということ

一緒にいると自然と期待してしまうのが人という生き物でもありますし、期待することは決して悪いことではありません。期待し、期待されることで双方のモチベーションが向上したり成長できるという利点がありますが、相手に期待することで物事がうまくいかなかったり、期待通りの結果にならないと怒りや失望といった負の感情がわいたり、気分が落ち込んでしまったりという側面も持っています。

期待がどうしてストレスになるのか

ピリピリする原因は人によって、仕事が忙しすぎる・終わらない・会社や人間関係に不満がある・パワハラセクハラなど様々だと思います。そんなピリピリしている状態は「怒り」や「失望」「不満」といった感情からでき、その感情は周囲に伝播し悪循環を起こします。

介護現場の例えで
食事前に離床介助が残っているのに、離床介助そっちのけで食堂で口腔体操始める人がいたとして、それを見かけたら「離床介助終わってないのに・・・」「残りはやれってことなのか?」って思ってしまいますよね。

  • 自身への影響

「~してくれると思ったのに・・・」「今は○○じゃなくて~~してほしいのに・・・」「自分はいつも~~してるのに」など、誰しもこのような経験があるのではないでしょうか。

相手に期待した結果が期待外れであると「期待」は「失望・裏切り」という風に悪い形に変わり、期待値が高ければ高いほど「怒り・がっかり」といった負の感情が自分にのしかかってきます。その結果がピリピリイライラに繋がってしまうのです。怒るということはとてもエネルギーを使います。怒ると心拍数も呼吸数も大きく跳ね上がる為、身体へも悪い影響があると考えられます。

  • 相手や周囲への影響

仕事の場面では無理なお願いをしてきたり、仕事を押し付けてくる同僚や上司がいることも珍しくありませんよね。

過度な期待は相手にとってプレッシャーになりやすく、期待していた結果が得られず、怒ってしまったりすると雰囲気が悪くことはもちろん相手や周囲との関係に亀裂が入りかねません。雰囲気が悪いと、話しかけづらいですし、そのような時には報・連・相もうまくいかず、大きな失敗に繋がってしまうかもしれません。

相手に期待しないということ

期待しないということと1人でなんでもやるということとは少し異なります。同じじゃない?と思われるかもしれませんが1人では仕事も恋愛もできませんし、そもそも人間関係という話から外れてしまいます。

期待しない働き方とは言っても、仕事なので誰かと一緒に仕事をすることに変わりはありません。他人に期待しないことというのは相手に見返りや結果を求めないことというとわかりやすいでしょうか。

期待しないことのメリット

  • 精神的に余裕ができる

周りに見返りや結果を求めないことでイライラしたり他人の行動に振り回されることが少なくなるので、人間関係に疲れにくくなり精神的に余裕ができるようになります。ある程度の人間関係の悩みは期待しないことで回避しやすくなります。

  • 自己成長に繋がる

お互いに期待しあうことで成長できる利点があると少し前に書きましたが、実は相手に期待しないことで繋がる自己成長もあるんです。相手に期待しないことで、相手にやってもらおうと思うことがなくなり、淡々と1人でこなしていくようになり、自身の能力が向上したり、視野が広がり要領よく動けるようになります。

期待しないことのデメリット

  • 他人との距離ができやすくなる

人間関係でのストレスが軽減される反面、人との距離ができやすく、人間関係の希薄化の可能性があります。誰かと喜び合ったり、楽しんだりという機会からも少し遠ざかってしまう為、孤独感を感じることもあるかもしれません。

  • 冷めた人間という印象がつくかもしれません

期待しないことで、物事1つ1つに対してこうなってほしい、こうしたいという願望がなくなることがあり、悪い結果であってもすぐに割り切ってしまう為、感情がない冷めた人間に見られてしまうかもしれません。

相手に期待しない働き方をするには

ゴールは相手に見返りや結果を求めない考え方ができるようになることです。

  • 他人をあてにしない。

仕事は誰かと一緒にしていることが多いので、どうしても「~~してくれるだろう」と期待してしまいます。全部自分でやりきるつもりで考えておくと、要領よくこなす力が身に付き、誰かが手伝ってくれたときには自然に感謝することができるようになります。その能力は自分の力をどんどん高めていき、仕事以外でもプラスに働くようになります。

  • 自分の価値観を押し付けない。

行動には大体理由があり、相手には相手なりに考えがあって行動しています。地域が異なれば文化や考えも違いますよね。

自分が相手の行動をおかしいと感じていても相手にとっては何か理由や意味があってそういう行動をしていることもあります。本当に間違ったことをしている場合もあるでしょうが、そうでない場合は相手らしさとして受け入れることができると、視野が広がり自分にとっても気持ちが楽になります。

  • 相手がしてくれたことには素直に感謝する

相手がやってくれたことの結果が自分の思うことと異なっていたとしても、相手には相手の考えがありますので、結果については追求せず、相手がしてくれたという行動そのものに素直に感謝しましょう。

最後に

頭ではわかっていても、見返りや結果を求めないことは簡単にできることではありません。最初のうちはやっぱりイライラしてしまったり、気を付けていても不満や愚痴をぽろっとこぼしてしまったりすると思います。アンガーマネジメントのスキルも組み合わせて冷静に少しずつ相手らしさを受け入れていけるとより多くのメリットを手に入れることができます。精神的に余裕ができて、何でも自分でこなせる力が身についているということは他人からの信頼も厚く、好感度も高まります。皆様が心穏やかな働き方を実現して自分を高めていけるよう願っています。